概要・あらすじ
- 第一章(文庫第1巻、アニメ第1話 - 第3話、Web小説「怒涛の一日目」)
- コンビニ帰りに突如、異世界に召喚された引きこもり高校生の少年スバルは、早々と命の危機に見舞われる。その窮地を救ってくれた、ネコ型精霊パック(CV: 内山夕実)をお供につれたハーフエルフの銀髪美少女エミリア(CV: 高橋李依)に恩返しをするため、スバルは彼女の物探しに協力する。フェルト(CV: 赤﨑千夏)という名の少女に奪われたという徽章の手がかりが掴めたと思った途端、2人は何者かに襲撃されて死亡してしまう。
- しかし気がつくと、なぜかスバルは召喚された時点に戻っていた。それから何度かの死により、スバルは自分がこの世界で得た能力を知る。その能力は、自身の死により時間を巻き戻して記憶を引き継げる、タイムリープ能力「死に戻り」だった。
- その後、貧民街の巨人族ロム爺(CV: 麦人)の盗品商で徽章を奪ったフェルトを追いつめたものの、彼女の依頼主の『腸狩り』 エルザ(CV: 能登麻美子)・グランヒルテ(CV: 能登麻美子)に惨殺されてしまったスバルは、さらなる「死に戻り」を経た後、『剣聖』 ラインハルト(CV: 中村悠一)の加勢もあってエルザを退け、最初の死のループから逃れることに成功する。
- 第二章(文庫第2巻 - 第3巻、アニメ第4話 - 第11話、Web小説「激動の一週間」)
- エルザによる負傷から回復し、メイザース辺境伯ロズワール(CV: 子安武人)の屋敷で目覚めたスバルは、エミリアのそばにいるため、昨日の一件の謝礼として屋敷で雇ってもらうことを要求する。その3日後、エミリアとのデートを約束した夜に屋敷で眠りに就くが、翌朝が訪れることはなかった。屋敷で目覚めた日の朝に戻っていたことにスバルが動揺しながらも行動を始めると、それは就寝中に呪いで衰弱死して「死に戻り」を経たためであることや、死の呪いをかけた呪術師の存在が判明する。
- さらなる「死に戻り」を経ていくうちに屋敷のメイド姉妹レム(CV: 水瀬いのり)とラム(CV: 村川梨衣)、禁書庫の司書ベアトリス(CV: 新井里美)の協力を得たスバルは、あえて呪いをかけられることで呪術師を見つけ出そうとするが、呪術師の正体が魔獣であると気づいた時には村の子供達はさらわれてしまっていた。スバルは子供達を助けるために森の中に入るが、魔獣たちを介して無数の呪いをかけられ、手詰まりに陥る。しかし、レムとラムと共に魔獣たちに取り囲まれ、満身創痍となってなお彼女たちを逃がそうと、スバルは唯一覚えた魔法「シャマク」で足掻く。絶体絶命となったスバルのもとへロズワールが駆けつけ、魔獣たちを掃討したことにより、スバルはなんとか死の呪いの発動から逃れることに成功する。レムを助け、彼女にも存在意義があると彼女を励まし続けたことにより、レムに好意を抱かれ、彼女とスバルは強い絆で結ばれる。
- 第三章(文庫第4巻 - 第9巻、アニメ第12話 - 、Web小説「再来の王都」)
- 何重にも呪いを受け、マナの流れが澱んでしまったスバル。エミリアの王選開始の式典への参加、およびスバルを水の魔術師フェリックス(CV: 堀江由衣)に治療してもらうため、スバル一行は王都を再び訪れる。式典に乱入したスバルは騎士ユリウス(CV: 江口拓也)と実質的な私闘を行い、エミリアとの約束を破って再びシャマクを使った末に敗北する。その結果、度重なるすれ違いや思いの齟齬によってエミリアとは喧嘩別れに終わる。エミリアはロズワール領に戻り、スバルはレムとともに治療という名目で王都に残される。
- その数日後、魔女教の脅威がロズワール領に迫っていることに気づいたスバルは、エミリアたちを救おうと何度も動くが、強大なペテルギウス(CV: 松岡禎丞)率いる魔女教と折悪く現れる白鯨に阻まれ、王選候補者たちからも協力を断られる。万策尽きたスバルはレムだけでも助けようと彼女とともに国外へ逃げ出そうとするが、レムの説得によりもう一度運命に立ち向かうことを決める。スバルは繰り返したループの中で得た情報から、クルシュ(CV: 井口裕香)陣営が白鯨の討伐を目論んでいることを推測し、前のループで実際に出会って得た神出鬼没な白鯨の出現位置とその時間を伝え、クルシュおよびアナスタシア(CV: 植田佳奈)陣営に討伐隊の派兵を要求し、交渉に成功する。
- 死闘の果てに白鯨を討伐したスバルたちは、ヴィルヘルム(CV: 堀内賢雄)とユリウス、フェリックスらを率いて魔女教の討伐に乗り出す。何度か殺されながらもペテルギウスの正体が邪精霊であることに気づき、エミリアたちを含む村の人々を襲撃から逃がして魔女教を殲滅したスバルは、エミリアに再びなぜそんなことをするのか問われ、自分の恋を告白する。(このシーンでアニメは終了)
- 一方、白鯨討伐後、白鯨の頭部とともに王都への帰途についていたクルシュとレムは、魔女教のレグルスとライに襲撃を受け、暴食の権能でクルシュは記憶喪失になり、レムは存在を忘れられた眠り人となっていた。スバルは死に戻って彼らを助けようと自殺するも、戻る時刻がレムが「喰われた」のちに更新されていたため失敗。「暴食」を倒すということにしかレムを取り戻せる可能性は残されていないと考え、戦いへの決意を固める。
- 第四章(文庫第10巻 -、Web小説「永遠の契約」)
- アーラム村の避難民とロズワールらのいる「聖域」へ向かうスバルたち。聖域の結界を解除し、中にいるハーフエルフを解放するための試練にエミリアが挑むものの、失敗を重ね、彼女は精神的に疲弊していく。スバルはエミリアの神経衰弱、エルザによる屋敷の襲撃、聖域を襲う豪雪と大兎、魔女の残り香を察知し非協力的になる聖域の実力者ガーフィールらを攻略するため死に戻りを重ねる。実は、ロズワールは「福音書」によりスバルの死に戻りを知っており、彼を追い詰めるためだけに大雪を自ら引き起こしてエミリアを孤立させ、大兎を呼び寄せて、福音書の記述に従わせようとしていた。スバルはロズワールに、「この周回で困難を突破できたら福音書を捨てる」契約を交わす。試練やエキドナの策謀によってスバル自身も精神的に窮地に陥るが、サテラの慈愛で立ち直り、味方となったオットーやパトラッシュの力を借り、またラムの協力も得て、ガーフィールを撃破する。スバルはエミリアに絶大なる親愛を伝えて彼女を励まし、ガーフィールに過去を乗り越えさせて味方とし、エルザの撃退に成功。そして自暴自棄となっていたベアトリスを救い出し、スバルはベアトリスとエミリアと協力して大兎を討伐する。
- ロズワールはまだ隠していることがあるようだが、福音書の失われた今、もう周りの被害を考えずに動くことはないと約束し、とりあえず陣営は一つにまとまった。スバルは正式にエミリアの騎士となる。
- 第五章(Web小説「歴史を刻む星々」)
- 試練の1年後、王選候補者たちは水門都市プリステラで会合を行う。そこに残存する全ての大罪司教とともに魔女教が来襲する。候補者達は互いに協力し、辛くも魔女教を撃退することに成功するが、暴食および色欲の権能により、都市の住民や各勢力の主要メンバーにも少なくない被害が出てしまう。奪われた者たちの過去と現在を取り戻すべく、スバル達は賢者シャウラが住まうと言われるプレアデス監視塔を目指すことを決める。
- 第六章(Web小説「記憶の回廊」)
- 幾多の障害を乗り越えてプレアデス監視塔へと辿り着いたスバル達は、そこで「賢者フリューゲルの弟子」を名乗る少女、シャウラと出会う。
- 小説EX 獅子王の見た夢
- 王選候補者クルシュ・カルステン(CV: 井口裕香)の過去と王になることを望む経緯があきらかになる。
- 小説EX2 剣鬼恋歌
- 剣鬼と一人の少女の運命の出会いと逆らえぬ運命と意図せぬ永遠の別れが訪れる。
- Web小説番外編
- 第三章で死のループから背を向けてレムと共に歩んだスバルと子供たちのIFの未来が描かれる。
レビュー・感想
この作品は見る人によって好き嫌いがはっきりすると思います。
結構楽しんで見ている私でも、思わず目を背けたくなるような残虐シーンや、
主人公の行動と言動の痛さにテレビを消したくなったり、展開の重さに押しつぶされそうになります。
セーブポイントからゲームをやり直す時の、ああ、またあそこからかみたいな面倒臭さもこのアニメは持っています。
それでも、お話にケリがついたときは、ああ、見てて良かったと思うのです。
恐らく重要な要素を見逃していたり、アニメでは描かれなかった原作の補填をしないと完全に理解できない気がします。
主人公であるスバルが何のためにどこに向かってもがいているのか、そこがわからないので闇を彷徨っているようなしんどさも感じます。
それでも、スバルがやり遂げたと満足すると、私もなにか達成したような気持ちになるのです。
最後までついていける自信は正直無いのですが、最後まで見ておかないと一生後悔するような不思議な気持ち。
そんな不思議な魅力を持ったアニメですね。
小説調の回りくどいセリフにありがちなラノベ展開…かと思いきや。
「死に戻り」を実際に体感する主人公が、どのようなことを考えて物語をすすめるのか?
ありそうでなかった面白い挑戦です。普通の人間ならすぐにでも発狂するでしょうね(笑)
芝居がかったセリフ達は、ちゃんと計算されたものであり、その実、話のテンポを邪魔する
ことが一切ありません。原作とも比べてみましたが、明らかに脚本のセンスがキレています。
それに加え、役者陣の演技の絶妙さ・音響効果が見事にマッチし、独特なノリと世界観を
生み出しているともいえるでしょう。
演出・構成がまさに「鬼掛かって」おり、このアニメに出会えたことに本当に感謝です。
ループで絶望の底を味わったあとに訪れる小さな幸せ、というお話が私は大好きなので
若干評価は甘くなりますが、やはり☆5を付けざるを得ません。
主人公の異常性や、極限状態で彼が見せる残酷な人間性・感情・痛々しさに魅力を
感じるか否かで、好き嫌いが別れると思います。甘々なハーレムが築かれる反面、
人間の見たくないもの・目を背けたくなるものも積極的に描かれています。
そういう意味ではグロテスク表現もギリギリまで攻めて欲しかった(既にギリギリ?)。
真に恐怖と絶望を味わうからこそ、その先の小さな希望に死にものぐるいで食らいつこう
とするリアルな感情が生まれます。
二話視聴終了。やはりとても面白いです!
個人的には今期でもトップクラスかなと思っているのですが、色々と理解されておらず面白さが伝わってない方もいるようなので、残念な気持ちもあったりします。この作品、マジで面白いんですよ……
主人公はウザい系ですが、これは作者の意図的なキャラクター設定なので、後々ストーリーに活かされてきます。会話も長ったらしいですが、実は後々の伏線になっている内容を含んでいたりします。
主人公の察しの悪さや無能っぷりもまた仕様ですね。この作品は凡庸な主人公が『死に戻り』によって、望む結果を得るために悪あがきする物語ですから。そのあたり楽しめると、この作品にはまると思います。
序盤は展開が進まないし意味分からないしで面白さを感じづらいかもしれませんが……まあ、この作品はループものなので、そういった部 ...
最終話まで視聴した後の感想です。ちなみに原作未読です。
コードギアス(1期)以来でしょうか、最終話までダレることなく毎週楽しませていただきました。
異世界に飛ばされた主人公が何度も死に戻りを繰り返し、ハッピーな結末を探索する。
こう書くと簡単なことのように感じるかもしれませんが、その死に方は悲惨の一言に尽きます。
主人公も視聴者である当方も死にたくないと素直に感じました。
所謂ループ系のアニメ作品で、ここまで「死」を明確に描いた作品はないと思います。
この主人公が主役足りえるのは、あんなに痛そうで辛い死を何度も繰り返しながらも正気を保ち、何とか皆が幸せである未来のために奔走するからだと思います。
叱責され、失望され、失敗の積み重ねから主人公と皆にとっての正解を掴むわけですが、その過程を含めた成果を誇らない彼に私は ...
11話まで見た所ですが
凄いとしか言いようがない。
特に声優陣の演技力、神がかっています。
こんなに引き込まれたのは、いつ以来だろう?
回を追うごとに引き込まれる深度が増していると言えばよいのか。
1話1話時間を忘れ、あっという間に過ぎていく。
こんなにも素晴らしい作品を見られることに感謝!!
最近の定番という異世界ものです。
主人公であるナツキ・スバルが異世界に召喚される。そんな彼が手にした力が死して時間を戻す、死に戻り。彼はその力を利用して、自身や周囲が辿るBADENDを変えようと動くといったのが簡単な概要です。
そんなこの作品ですが、他の人も言っての通り恐らく主人公であるナツキ・スバルのキャラに耐えられるかで決まります。
彼は痛いです。さらには基本無力で役に立ちません。そんな彼は無力であっても、死に戻った経験を活かして中盤までは問題を解決します。
しかし、中盤を越えたところで彼の欠点が非常に際立ちます。
彼の性格が彼の無力さとあいまって完全な悪手となります。
さらに言えば重い展開が何話も続きます。恐らくこの物語を見るのを止めた人は主人公とそれらの展開のせいで止めたと思います。
しかし、終盤でこの物語は完全に化けます。
その時点を越えた私にとってはもう主人公のキャラも展開も何も気にならなくなりました。
今となってはアニメが放送される日が非常に楽しみとなっております。
はっきり言います。この作品は忍耐が必要です。けれど、ある時点まで見たら本当にここまで見て良かったと思えます。
アニメ化以前のWEBを1章が終わる頃から読んでいるものですが、他のレビュアーの皆さんが仰るとおり万人受けはしない作品です
10人中7人を切り捨て、残りの3人を信者に変える商業としては成り立たない作品という立ち位置で書籍化すら信じられないことでした
アニメなんてもってのほか。なるわけがない。だって二章までだとそこまで盛り上がらないだろうから途中で皆さん切ってしまう伝伝現象が
起こることが予想できましたから。しかし蓋を開けてみると、私の心配なんて杞憂だということが分かりました。まず、キャラデザと作画は
恵まれすぎるくらい高レベル。脚本家の手によってストーリーに関係な所を極力減らして違和感のないようにすすめる圧縮技術。声優さんの
素晴らしい演技によるキャラの精神的描写。何をとっても高レベルで褒めるとこしかありません。これだけ恵まれたキャストですからアニメに
関することに何も不安はありません。この商品についてくる特典小説ではエミリアとパック、ロズワールの活躍が読めますので
リゼロが好きな方は買って損は無いどころか、買わないと損な作品だと思います
あと特典小説も良いですが、本編の続きも早く読みたいです。落ち着いて余裕ができたら是非とも更新お願いします。モナカ
只今web版5章読んでおります
主人公スバルのウザさはアニメ2クール目中盤以降に改善の兆しを見せるでしょう
原作的に言うなら3話までが1章、1クールの残りを使って2章(予想)
2クール目めいっぱいで3章・・・となると尺的に不安なのですが・・・
要するにweb版読んでる人は「主人公の性格まともになるよ!途中で切ったらもったいない!」
とは言うけれどアニメから入った人には2クールの8割以上を主人公に対する不快感でいっぱいで過ごさなくてはならず
多少改善したかな?と思うようになった時点でアニメが終わってしまいます
キツイけど皆良い作品だと言ってるから頑張ってみようかなどと思うくらいなら素直に切った方が精神衛生上良いと思われます
web版見て耐性つけた個人的感想をいうなら、アニメ化でスバルがだいぶマイルドなウザさになっててスタッフには感謝してもしきれません作画も良質だし
欲を言うなら『Re:IFから始める異世界生活』を映像で見たかったです動くナツキ・レムを・・・・・・・
+2クールやって4章やってくれないかなと思う程度にはこの作品のことは好きなので悪しからず
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おすすめ
Re:ゼロから始める異世界生活が好きな人には以下の作品がおすすめです。