スクウェア・エニックス刊『フレッシュガンガン』(『月刊少年ガンガン』増刊)2008年春号に読み切りとして掲載された後、同社のウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』で2009年5月21日更新分から2012年9月27日更新分まで連載された。毎週木曜日更新。単行本はガンガンコミックスONLINEから発売されていて2012年10月現在、第1巻から第6巻まで累計200万部を突破している。テレビアニメは2012年1月から3月まで放送。
「○×県立真田北高校」(男子校)に通う男子高校生たちの、日常の中の笑いを描くギャグ漫画。「くだらないけれどコミカル」「バカなドタバタ」と評されるような種類の笑いを描いており、読者が自らの高校時代の日常を懐かしく振り返ったり共感したりできるような作風となっている。公式配信サイト上では、部活シーンや恋愛といった劇的な展開すら起こらない、リアルな日常をテーマにした作品であることがアピールされている。「サザエさん方式」を採用していることを公言しており、登場人物の年齢は固定されている。
本作のような「日常系マンガ」のジャンルでは、登場人物は女子が中心、あるいは女子のみであることが多いが、本作は男子高校生を中心としている点が特徴となっている。作者の山内は本作について「はやっているのと同じような物を描こうとは思わなかった」と述べている。
男子高校生だけではなく女性キャラクターも登場し、単行本の巻末には、描き下ろし漫画「女子高生は異常」が収録されている。ただし、登場する女子のほとんどが型破りで男子をも凌ぐ凶暴さを持っていたり、笑う表現が下品だったり、言動が支離滅裂だったりと多くの日常系漫画から描かれる女子生徒達とは一線を画すキャラクター(いわゆる「萎えキャラ」)が多い。基本的に女子の目は描かないという作者の方針により、主人公である北高メンバーの親族であっても目の周りの表情が描かれていないキャラクターが多い。