冬休みを間近に控えた高校1年生の冬、涼宮ハルヒ(CV: 平野綾)率いるSOS団はクリスマスに部室で鍋パーティを開くことを決定した。気が早いハルヒは早速パーティの用意を始め、キョン(CV: 杉田智和)たち団員もその準備に追われていたが、事件が起こることもなく至って普通の学校生活を送っていた。
しかし12月18日の朝、いつもの通学路でキョンはクラスメイトの谷口(CV: 白石稔)に会い、昨日まで元気だった彼が突然風邪を引いたことに驚く。普段通りに谷口に話しかけるキョンだが、どこか会話が噛み合っていないことに違和感を持つ。
その後、本来ハルヒの席であるはずのキョンの後ろの席に座ったのは、長門に敗れて消滅し、表向きは転校したことになっているはずのクラスメイト、朝倉涼子(CV: 桑谷夏子)だった。
相談のためにキョンは古泉一樹(CV: 小野大輔)の在籍する1年9組へと向かうが、古泉はおろか9組そのものが存在していなかった。朝比奈みくる(CV: 後藤邑子)は鶴屋さん(CV: 松岡由貴)と一緒にいたが、2人とも、SOS団に関する記憶はさっぱり無くなっていてキョンのことも全く覚えていない。
茫然自失しつつ最後の砦としてキョンが向かったのは、SOS団が占拠していた文芸部室だった。扉を開けたその部屋にいたのは、眼鏡を掛け、驚いた様子でキョンの姿を見つめる「普通の少女」、長門有希(CV: 芽原実里, 茅原実里)の姿だった。
一体、世界に何が起こったというのか?