涼宮ハルヒの消失

基本データ

作品名:
涼宮ハルヒの消失
よみがな:
すずみやハルヒのしょうしつ
公開:
2010年 2月
みんなの評価:
話題性:
77
累計平均売上:
データ無し
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概要・あらすじ

冬休みを間近に控えた高校1年生の冬、涼宮ハルヒ(CV: 平野綾)率いるSOS団はクリスマスに部室で鍋パーティを開くことを決定した。気が早いハルヒは早速パーティの用意を始め、キョン(CV: 杉田智和)たち団員もその準備に追われていたが、事件が起こることもなく至って普通の学校生活を送っていた。

しかし12月18日の朝、いつもの通学路でキョンはクラスメイトの谷口(CV: 白石稔)に会い、昨日まで元気だった彼が突然風邪を引いたことに驚く。普段通りに谷口に話しかけるキョンだが、どこか会話が噛み合っていないことに違和感を持つ。

その後、本来ハルヒの席であるはずのキョンの後ろの席に座ったのは、長門に敗れて消滅し、表向きは転校したことになっているはずのクラスメイト、朝倉涼子(CV: 桑谷夏子)だった。

相談のためにキョンは古泉一樹(CV: 小野大輔)の在籍する1年9組へと向かうが、古泉はおろか9組そのものが存在していなかった。朝比奈みくる(CV: 後藤邑子)鶴屋さん(CV: 松岡由貴)と一緒にいたが、2人とも、SOS団に関する記憶はさっぱり無くなっていてキョンのことも全く覚えていない。

茫然自失しつつ最後の砦としてキョンが向かったのは、SOS団が占拠していた文芸部室だった。扉を開けたその部屋にいたのは、眼鏡を掛け、驚いた様子でキョンの姿を見つめる「普通の少女」、長門有希(CV: 芽原実里, 茅原実里)の姿だった。

一体、世界に何が起こったというのか?

レビュー・感想

特段のアニメファンでもなく、原作もテレビシリーズも一切知らず、気まぐれに見た一般の映画ファンですが、非常に面白く、3時間近い上映時間も全く苦になりませんでした。
背景を全く知らなかったので若干の想像力を必要としましたが、十分に補って余りのあるストーリーテリングの上手さは賞賛に値するでしょう。
同時期に上映していた邦画、洋画全ての中でもトップクラスと言ったら誉めすぎでしょうか。
アニメ嫌いの人が見ても価値観が変わると思います。
「涼宮ハルヒの憂鬱」劇場版。
どこか非日常でありながらも楽しくにぎやかな毎日を過ごすハルヒやキョン達SOS団。クリスマスを間近に控えたある日、目覚めたキョンはいつものように登校した教室であり得ない人物と出会う。そこにはいるはずのない人間がいて、いるべき人間がいなかった。
他人になった朝比奈さん。一般人と化したアナザー長門。突如消失した「彼女」と喪失した昨日までの日々。取り乱し、周りから不審がられ、それでも手掛かりを求めてもがいていくキョンの姿に、失って初めてわかる大切なもの、いなくなって初めて気づく会いたい人、それが身に染みます。その末にやっと「彼女」にたどりついた瞬間、思わず笑みがこぼれたのはキョンだけではないはず。
東奔西走しながら自分の気持ちに気づいていくキョンの姿に加えて、アナザー長門が送る普通な生活、普通な可愛さも見所の一つ。キョンが葛藤の末に行き着く答え、普通の生活と長門の手を振り切る瞬間、意外な犯人など、淡々としながらも立ち止まることなく走り続けた二時間40分。当たり前にそこにある日常の大切さを思い出させてくれるお話でした。
前提条件としてテレビ版、特に前フリである「笹の葉ラプソディ」を見ておくことが必要かと思いますが、それだけの準備をするに値する名作であると思います。
シリーズ最高傑作とは使い古された表現ですが、これはこれで適切な賛辞でしょう。
陽のハルヒと陰の長門と言ってはイメージが悪いかもしれないが、映像にするには明快な描写です。
TVシリーズの映像は昼間の映像が多いだけに影の少ない明るい描写が中心ですが、これはやはりハルヒの天真爛漫さが世界観の基調になっている。だからこの作品を見た最初の印象は「暗いな」でした。ちょうど、エヴァのリメイクがブームになっているからその影響かと思いましたが、違う。
「消失」は夜の描写が殆どで、その中心にいる長門の儚げな影が全編を通して支配している。朝のクラスの描写ですら改変前はデートに浮かれる谷口のバカ明るさから改変後は空は曇天、谷口は風邪で息も絶え絶えと見事な暗転ぶり。物語を支配する二人の少女の性格の違いが見事に視覚化されている。
そんな中でキョンが夜の闇から青空を目指すようにハルヒを探す姿は男気あふれるものがある。超能力者でもなければ宇宙人でもない平凡な高校生の武器は何かといえば勇気しかない。キョンは勇気を持って行動し考え、その闇の正体が何か知る。その上で自分にとって闇もまた光と等しい価値を持つことに気付き、それを守ろうとする。
その決断が実にかっこいい。ジュブナイルとはこういうものなんだなと再確認させられた。
原作、アニメシリーズ共に読み、視聴した僕としてはとても楽しめた作品でした。ただ、シリーズを最初から観たり読んでいないと楽しめないのもまた事実です。そういう方はアニメシリーズを全て観る事をおすすめします。
さて、レビューですが、上手く映像化出来たのではないでしょうか。特にラストでのキョンの独白は堂々としていて引き込まれましたし鳥肌が立ちました。2時間30分という比較的「長い」とされる本作品ですが、そのぶん原作の再現度はかなり高いですし、描写にも気合が入っています。作画のクオリティも満点をつけて良いでしょう。テレビ放送で30分毎に切るような形にしなくて「一気に見る」形にして正解だったと思います。何より涼宮ハルヒシリーズは「シナリオで勝負できる」作品だと再認識できました。
内容についてですが、やはりキャラ的には必然的に長門が全面に出てきます。彼女の知られざる苦悩、それにキョンは気づきそれと同時にハルヒという存在が如何に自分にとって大切な存在だったか再認識させられる…ジュブナイルとしては面白いです。
SF要素と同時に青春群像劇を上手くコラボさせている良作です。何より「ありがとう」というこの言葉の重みがとてもよく分かる映画でもあります。
おすすめです。是非観てみてください。
涼宮ハルヒの憂鬱といえばかなりの有名作
その映画となれば、見ないわけにいかない。
2010年当時、僕は受験生であったため、劇場で見るという夢はかなわなかった。
そこで僕はDVDを買うことを決意した。
晴れて購入し、見た感想は「圧巻」だった。
綺麗な背景、臨場感
近代アニメ映画ではトップの出来だった。
小説を読んだ人でも楽しく楽しめる作品、僕はそう思います
原作は読んでいましたが、ブルーレイで劇場版消失を初めて見たときは原作では感じなかった心に重くのしかかる重量感や重圧感、圧迫感を感じてしまいました。決して悪い意味での感覚ではなく、心の芯までしみいる長門の思いと悲壮感が劇場版という動画を通してかなり細部まで表現されていたためです。各キャラの目の表情や表現はアニメを超えています。この感じは25年前の劇場版マクロスを思い出しました。名作中の名作に本当の意味でなったと思います。それにしても長門があまりにもかわいすぎますね。
前提として原作の小説は一切読んでない、アニメだけみてきた人の感想です。
ハルヒのアニメファンであれば絶対に買いです。
ストーリー的には長門ファン必見。
そしてキョンにとってハルヒがいかに大きな存在となっていたか、
ハルヒにとってキョンの存在がいかに大切であるのか。
とても大切に、そして丁寧に描かれた作品となっています。
妥協せずに160分オーバーで作成した製作サイドには惜しみない拍手を送りたい。
本編だけであれば☆5つですが、音声がリニアPCM5.1なのが☆-1。
対応していないと、ステレオになってしまうんですよね。
ただ、ps3で光出力しているならdts5.1に変換可能なようです。
方法としては音声出力フォーマットを「ビットストリーム(ミックス)」にします。
音質は多少落ちているんでしょうが、ステレオとは別次元です。
PS3で観ている人でdtsに対応出来る方はお試しあれ!
テレビシリーズを見て、映画館でこの「涼宮ハルヒの消失」を見て、非常に感動したにも関わらず、
ブルーレイを購入していませんでした。
改めて、購入して見ると・・・
やはり、シリーズ最高傑作ですね!
もちろん、脚本も素晴らしいですが、音楽・音響・演出など・・・
実写でもこの作品以上のエンターテイメント作品は少ないんじゃないでしょうか?
何度見ても良いものは、やはりブルーレイとして持つべきですね。
反省。
にしても・・・
本当に、本当に、本当に長門が可愛いなぁー!
くそう!

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