攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG

基本データ

作品名:
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG
よみがな:
こうかくきどうたい スタンドアローンコンプレックス セカンドギグ
放送:
2004年 1月
話数:
全 26 話
制作:
Production I.G.
みんなの評価:
話題性:
30
累計平均売上:
19,641 枚/
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概要・あらすじ

スタッフは前作の『S.A.C.』とほぼ同じであるが、ストーリーコンセプトに押井守が参加している。

後半は内閣情報庁の情報操作や工作活動によって国民の難民への不信感と反発がさらに増し、その結果として生じた招慰難民の一斉武装蜂起、クゼ(CV: 小山力也)による「革命」や自衛軍による出島総攻撃、米帝による出島への核攻撃などが描かれる。

2006年には「個別の11人事件」を描いたエピソードを約160分にまとめた『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Individual Eleven』が制作され、DVDでリリースされた。

レビュー・感想

2ndは暗い感じで微妙だと言う人もいるだろうが、実際そこがミソのように感じる。
S.A.Cから半年しか経っていない中、9課解散以前のように明るいはずは無い。
正義は必ず勝つ!と言うような簡単な世界じゃなく、今作で9課が敗北しているところがよりこの作品の世界にリアリティを持たせる。
そして9課の敗北・彼らが受けた傷を描く事で、続くSSSから先の9課という存在が、“素子が人形使いと融合しなかったら”という原作・映画と対になるパラレルストーリーで成り立つのではないか。
公安9課の活躍、凄いです。
危機に晒されながらも現実(汚辱)に立ち向かう彼らの闘いは見ていて鳥肌たちました。
特に笑い男事件。
本作の中で笑い男が愛読している著書『ライ麦畑でつかまえて』はサリンジャー氏の作品。
彼は笑い男という短編も書かれています。
サリンジャー氏の著書を読んでから本作を見直すと、
アオイの言動や仕草を見て頷く自分がいました。
人間とは?
機械とは?
ゴーストとは?
これを理解できるには、私はまだまだ時間を要するみたいです。
何度も何度も観ては、その練り込まれた設定、シナリオにため息を禁じえません。初めて「より多くの大人に観せたいアニメ」と思いました。スリリングな展開、難解きわまる事件の真相を追う公安9課の、時に身近に感じてしまうリアリティと人間性のある行動。数々の名ゼリフ。変幻自在の管野よう子の紡ぎだす音楽、そしてなんといっても決定的なのは、この作品の世界観が「将来、そう長くないうちに現実となり得る話」である事です。ロボット技術も医療界では既にサイボーグ義手や義足の所まで来ており、これが作品内でいう「義体」という形で実現しうる事から、ともすれば医療倫理観にまで影響を与えそうな深さです。途中ダラ気もなく、逆に話が進むごとにどんどん引き込まれていきます。肩肘張って観なくても、充分アクションものとして楽しめます。あまりうまく書けませんが、お金を払って観る価値が充分にあります。皆さん買って観てください!
アニメにハマるとは思いませんでした★
とにかく夢中になってしまう面白さでした。
かっこいい!!
タチコマのフィギュアが、欲しくなるほどです…
こういう世界観や重い雰囲気が好きな人にお勧め。
スピード感のある動画、音楽、声優(特に草薙役の田中敦子)共にベスト。
海外でも人気なのがうなづけます。
これを見ると、日本のアニメの産業(そしてアート)としての大きな可能性も感じます。
1STのヒットを受けてつくられた続編。1STと比べると全体的に重く暗いイメージがする。攻性の組織であるはずの公安九課がやられっぱなしになる(これにはいろいろと事情が有るが)など、見ていて1STのようなスッキリとした話が少ないのが残念。物語の構成上、仕方ないかもしれないがファンとしては不満が残る。ただし、1STでは描かれなかったメンバーの過去の話などがあり、とりわけ「左眼に気をつけろ」や「草迷宮」などは傑作である。こういう話をもっと見たい。
単体で評価するなら良い出来なのですが、出来的には一期の方が良かったと思いました。
最後の詰め込みすぎ感が肩すかし喰らった気がします。
生身の人間の難民と群衆・義体の警察と軍・AIのタチコマはそれぞれ描かれていましたが、
せっかく出てきたのにバイオノイド、出番がほぼ無かったし。
AIとバイオノイドの違いをもっと出して欲しかった。一期でオペレーター機体との違いは出てたのに。
まさに至高の作品でしょう。公安9課の周辺だけでなく、世界各国との関係や国内全体の情勢にまで視点を広げた内容だと感じた。表現にもこだわっているように感じる。少佐やバトー、クゼの心境、ゴーダの目論見などを一話一話の全体にまるで空気のようにその心情をうかがわせている。この作品の面白さは単純な「アニメ」としてのものではなく、一つ一つの場面に描かれた「意思」やキャラクターの「感情」を視聴者に伝えてくれるところなのだと思う。
この作品に対する否定的意見(いちいち「ありえない」とか「この字の使い方」とか否定してるやつ)は、「攻殻機動隊」という作品が伝えてくれるものを理解していないのか、あるいはこの作品の伝えるものに反対する者の持つものだと思います。とにかくこの「攻殻機動隊」はすばらしいということ。これだけは確実です。

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